スティーブ・ジョブスがレスリー・バーリンに、
駆け出しのころノイス(インテル共同創業者)と頻繁に会っていた理由を訪ねたら、
彼は本棚からショーペンハウアーのエッセイ集を手に取り、こう話したそうだ。
「この世の苦しみについて」の一節
「二〜三世代の有様を眺めてきた者は、祭りの手品師の小屋に腰を据え、その芸を何度も眺めているのに等しい。
手品はお客が一度しか見ないことを前提にしており、何度も見ているとタネが割れ、不思議さはなくなる」
何回も見ていれば、手品のタネ(物事の仕組み)がわかる。
だから仕事を続けることだ、繰り返し同じ仕事を続けること。
タネが見えたら、そこからは簡単だから。