生活をシンプルに

冒険いっぱい、ロマンスいっぱい、毎日がスペクタクルな人生、そんなことは望んでいません。
できる限り日々を淡々と過ごしていきたい。そう思っています。

平穏に毎日を過ごし、時折ささやかなイベントがある。
読書をし、自転車やバイクに乗り、旅行に行き、
写真撮影などの趣味を楽しみ、自然を愛でる。
大事な人たちと笑い合って過ごす。
そして、いずれ死ぬ。

しかし、そのような思いとは裏腹に、
独立してから今までの13年あまり、人生のほとんどを仕事で塗りつぶしていました。
人生を楽しむのは後回しで、仕事の合間に人生を素早くこなす、といった感じでしょうか。

思うに、人生の一時期においてそういった時期、何かを犠牲にして取り組まなければならない時期は必要ではないでしょうか。
ただし、それがずっと続くと精神がおかしくなってしまいますので、程度問題ではありますが。
少なくともあの時期があったからこそ、今がある。

人を10人以上雇い、仕事の仕組みも整えて、取引先を増やし、
ここ最近はやっと自分の理想の生活に近づけたような気がしています。
朝の5時から働いていたのが、8時からになりました。朝はジムに通えるようにもなりました。
夜もそれほど遅くまで残業しなくても良くなりました。土日も少しは休めるようになり、
読書含めて趣味の時間も取れています。

中小企業の経営者の人生は予想外のイベントの連続であり、
植物のような平穏な生活、変わり映えのないシンプルな生活とはとても言えませんが、
今くらいがちょうどいいのではないだろうかと、満足しています。

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