中小企業にはR&Dが足りない

本を読んでいて、気になった言葉。「自分R&D」。

R&DはResearch&Developmentのことで、
研究開発を意味する。

こうした継続した勉強のことを、
僕は自分R&D(研究開発)と呼んでいます。
企業が研究開発をやめてしまったら、
その企業の未来はないでしょう。
先細っていく現業を守るしかなくなります。

個人も同様です。
研究開発をしなくなれば、
未来は先細っていくだけです。

ー「最強のライフハック100」小山龍介著 より

私の「自分R&D」

自分の研究開発。先を見据えた学習や
仕事の種まきをしておくという意味なのだろう。

私の場合、移動中や就寝前に行う読書がそれにあたる。
新しいガジェットやソフト、業務効率化のテクニックなどを
手当たり次第に試すのも一種の研究開発と言える。

中小企業にはR&Dが足りない

中小企業は一般的にR&D機能は弱い。
まったくやっていない会社すらある。

そこを指摘すると、
目の前の仕事に追われてそれどころではない、
今の仕事で十分な利益が出ているからいいじゃないか、
と言われる。

しかし、状況は変わる。時には劇的に。
すぐには利益にならなかったR&Dは、
本業が落ち込んだときの救世主になるかもしれない。

R&Dが派生した知識なり技術が、
本業をさらに強化することだってある。

売上の10%は研究開発に

とはいえ大企業ほど余裕がないのが中小企業だ。
研究開発の予算なんて、売上不振になったら真っ先に
削られてしまう。
本来は売上不振のときこそ、次のビジネスを探すR&Dが必要なのに。

そこで、あらかじめ売上の数%は「必ず」R&Dに使う、
と決めてはどうだろうか。

当社、株式会社フロウシンクでは、売上の10%を必ず
R&Dに使うと決めている(社長の私が決めた)。

当社は経営コンサルティング会社なので、R&Dとは、
最新技術の検討であったり、経営学やビジネスの実践的な知識の
勉強であったり、それらを活用した新しいサービスプランの構築だったりだ。
そこにしっかりと金を落とす。

また、経営者として、経営コンサルタントとしての私の
「自分R&D」は、そのまま株式会社フロウシンクのR&Dに
繋がっている、と言える。

冒頭の引用の一部、

企業が研究開発をやめてしまったら、
その企業の未来はないでしょう。
先細っていく現業を守るしかなくなります。

この言葉を噛みしめながら、キャッシュフローが
厳しくなったとしても、R&Dだけは継続していきたい。

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