答えを与えると、人は安心する。
答えが正しいか正しくないか、納得できるものかそうでないかはそれほど重要ではない。
人間はあいまいな状態におかれると不安になる。安直な答えを宗教やカリスマに求めるのは「早く安心したい」からだろう。
意思決定にあたり、完全な情報が手に入ることは無理であり、常に中途半端な情報をなかからそれでもベターな答えを探さなければいけない。
そして、これが辛い。
つい、誰かが答えを示してくれれば・・それに黙って従うのに・・という思いが湧く。
そうやって、セミナー講師や占い師の言う通りに行動してしまう。
個人的には、あいまいな状態に置かれても、それでも前に進めるのが「大人」だと思っている。
そして、その能力は経営者には必須のものだ。
それができなければ、経営者にはならない方がいいだろう。