ただ単純に何かを否定したり、他人の悪口を並べ立てている方が簡単だし、頭良さそうに見えるんです。でも長いあいだそればかり続けていると、頭と心はどんどん痩せていきます。ほんとに。
— 村上春樹のつぶやき (@EssentialWord1) September 3, 2019
批判をするのは簡単だ。SNSを見てるとよくわかる。誰でもできる簡単な作業。
しかもコストも安い。世間が叩いている流れに乗れば、逆批判をされることもない。
もちろん良い批判もある。「価値のある批判」、ただそれは難しい。
問題の背景を考え、真因を見つけ、いくつかの仮説と解決案を提示する。
「昭和の働き方」「欧米では」「常識」などの言辞は、問題のコンテキストを考慮していないが故に価値のない批判だ。
「そんなもん時と場合によるよね」と返されればそれまで。
批判の対象に反発されるのではなく、自分を振り返らせるような、価値のある批判。
誰でもできるものではないし、調査のコストもそれなりにかかる。
残念ながら、「批判」されたというそれだけで、相手を怒らせてしまうこともある。
批判という言葉はどうしてもネガティブに捉えられてしまう。
価値のある批判に、新たな単語を割り当てたいくらいだ。
「分析と助言」なのだろうが、いまいちキャッチーではないなあ。