矢幡 洋著「危ない精神分析」からの引用。
(日本人は、)自分が何者だと思っているのかという自己規定を一切口にしたがらない。それよりも、他人に自分のことを決めてもらいたがるのである。それも、具体的な内実が伴わない、「全体のなかで、自分はどこらへんに位置するのか」というものであればなおさら良い。
最近はMBTIという性格分析のツールが人気だそうだ。私が若い頃にも流行っていた。あと、ストレングスファインダーとかも懐かしい。この手の性格判断ツールを仕事に活かしている、と言っている人もいた。
自分が何者なのか、どうなりたいのかは自分で決めるべきだし、わざわざ自分の可能性を狭めることもないだろうと思うのだが、他者や、権威のある何かから「あなたはこうなのだ」と定義してもらいたい人は多いようだ。占いも、ベースとなる技術が異なるだけであって、ジャンルとしては同じだと思う。
かといってあまり厳密に規定されると、それはそれで嫌なのだろう。だからこの手のツールで説明される内容は抽象的で、いかようにも解釈できるものばかりだ。














