職場(福岡と東京)、それと自宅に、同じサイコロをおいている。
サイコロの目が人間の頭蓋骨(ドクロ)の形をしている、不穏な感じのサイコロだ。
仕事中、ふとした時に、気まぐれにこれを転がしてみる。
何をしているのかというと、「自分が偶然に、さしたる理由もなく死んでしまう」かもしれないことを戒めているのだ。
どうも、普通に生きていると、しかも人生がそれなりにうまくいっていると尚更、
自分が死ぬということを忘れてしまう。
その時は突然来るかもしれない。じわじわとやってくるのかもしれない。
数秒後かもしれないし数十年後かもしれないが、いずれ確実にやってくる。
善行を積もうが、悪行を重ねようが、そんなこととは全く関係なく、やってくる。
サイコロには特に細工はしていないので、1が出ることもあれば、6が出ることもある。
人生もそんなもんなので、成功とか失敗とか、幸福とか不幸とか、あまり深く考えないようにしている。