それぞれのこだわり

仕事でお会いした社長、高そうなスーツを着ている。彼は「ネクタイをしない」のがこだわりだそうだ。最近はノーネクタイの人も全然珍しくはないが、彼は昔からそうしていると。少し意地の悪い質問だが、「もし大口の新規取引先が、ネクタイをしてこないと取引しない、と言われたらどうします?」と聞いてみたが、彼は即座に「どんなに売り上げが大きくても、そんな会社とは取引しない」と回答した。

他の知人は、現在独立して自営業をしている。彼のこだわりは「スーツを着ない」だった。ジャケットにチノパンといったスタイルで仕事をしている。彼に聞いたことはないが、おそらく前述の社長と同じような回答をするのではないか。

他人から見たら「それぐらいどうでもいいじゃないか」ということが、その人にとっては絶対に譲れないことになっている。合理的ではないかもしれない、だけど、それは価値のあることで、他者がどうこう言うような話ではない。(こだわりの全くない人間や、全てを合理的に処理する人間がどんな人生を送るか、試しに想像してみるといい)

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