それなりにリスクのある趣味をいくつか持っていた。
バイクや自転車、登山など。
バイクレースに参加し、時速180kmから急ブレーキでコーナーを曲がったこともある。
最近はすっかりご無沙汰だけれど、かつてはサーフィンやらパラグライダーも少し齧っていた。
ウエットスーツを着て渓谷や滝を歩き、崖をロープで降りたこともある(キャニオニングというそうだ)。
もちろん危険だ、少ないとはいえ死ぬリスクもあるだろう。
危ないからやめてくれと、家人に言われたこともある。
私は思う、長生きするに越したことはないが、長生きを目的にするのは馬鹿げていると。
長生きはは結果でしかない。
少しでも長く生きるためにやりたいことを我慢する、そんな人生に何の価値があるというのか。
とはいえ、小さいながらも企業経営をしている私が急死してしまえば、
従業員、協力企業、取引先、銀行など、多方面に迷惑をかけてしまうのも事実だ。
迷惑をかけてしまう皆の顔を思い浮かべれば、気軽に死ぬわけにも行かない。
せいぜい、安全に気をつけて趣味を楽しむしかないだろう。