ワークフロム温泉

独立してからずっと、年に一回は数日どこかへ旅に出ていた。
仕事から離れるわけではない。仕事をしながら、だ。
早朝から15時くらいまでは観光、その後ホテルに戻って仕事をしていた。
(私は経営者なので労働時間の縛りはない。もっとも、1日の仕事が8時間以下で終わった試しなどない)

下戸なので夕食にアルコールは不要であり、コンビニ弁当で簡素に済ますこともあった。
仕事の合間に見知らぬ外国の街並みを散策したり、国内の田舎で温泉につかっていると、仕事も捗る。普段よりもいいアイデアが出るような、気もする。

オランダ、ベルギー、チェコ、ベトナム、ラスベガス、国内だと阿蘇や久住など。実家も離島なので、帰省もある意味「旅」だった。(阿蘇にいくよりも時間がかかる)

最後に長期旅行をしたのは昨年2月だろうか。名古屋に4,5泊して、中部地方のクライアントを回っていた。
当時、栄(名古屋の繁華街)のドラッグストアでマスクを見つけてあわてて購入したのを覚えている。お店が空いておらず閉口したことも。

昨年3月から、まともに旅行に行けていない。不要不急の出張の際に一泊するくらいがせいぜいだ。
そういうこうしているうちに「ワーケーション」などという名称で、大企業に務める方々も旅行先での仕事が認められるようになるとか。
壊滅的な打撃を受けている観光業の、救済措置としての側面もあるのだろう。定着するかはまだわからないけれど、なんとなくプレミアムフライデーと同じ匂いがする。

大企業のホワイト企業化?はどんどん進んでいるようで、(働き方改革のため)残業もない、(コロナの影響で)テレワークもOK、さらには旅行先での仕事も勤務としてカウントされるまでになるとは思わなかった。
これでは福利厚生面で中小企業が相対的に不利になっていまう。給与では敵わないから、勤務面での自由度を売りにしていたのに、これでは自由度すら敵わなくなってしまうな。

とはいえ、大企業には様々な部署があり職種がある。ワーケーションができる部署と、そうでない部署での不公平感はどう処理しているのだろう。
満員電車で工場に出勤した製造部の人間や、暑い中足を棒にして客先を回ってきた営業部の人間が、マーケティング部の人間が温泉宿からZoomを使って会議に参加したとして、彼の意見を冷静かつ合理的に聞けるとは思えないのだけれど。

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