会社の目の前に押しボタン式の信号機がある。ボタンを押せば、しばらくして信号が赤になり、横断歩道が渡れるようになる。よく見るタイプだ。
私がその横断歩道を渡ろうとすると、すでに待っている人が居た。もちろんボタンを押して待っているのだと思い何もせずに私もそこに並んでいたが、一向に信号が赤にならない。ボタンは押されていなかった。これではいつまでも横断できない。先客?はボタンの近くに陣取っていたので、「すいません」と一声かけて割り込み、ボタンを押した。どうやら外国から来た観光客のようだった。
国によっては、押しボタン式の信号が存在しないのだろうか?同じような状況にもう5回以上遭遇したので、偶然ではないと思う。正確な文言は忘れたが、「PUSH HERE」みたいな英語も書かれていたはずだ。
当たり前と思っていることは、限定された範囲での「当たり前」なんだなとあらためて思った。
そういえば自分も、ヨーロッパ(ベルギーだったかチェコだったか)の地下鉄の駅でトイレに入ろうとしたら入り口にいた女性に代金を請求されてびっくりしたことがある(しかも、小か大かで料金が違った!)。
ベトナムでは、片側4車線以上の広い道路を、車が行き交う中人々が平気で横断していた。最初は怖かったが、数日過ごすうちに自分も同じように道路を横断するようになった。