「定宿」を持つなんて

定番の宿泊場所、いわゆる「定宿」というやつ。昔はそんなもの意味がないと思っていた。せっかくなら、毎回別の宿に泊まった方がいいと。同じ温泉街に宿泊するとしても、別の宿の方が新鮮な体験ができると。

最近は違う。いつもの料理、いつものレイアウトの部屋、いつもの視界、それが落ち着く。新鮮味よりも、マンネリが良いと思えるようになった。

今は東京にも事務所を持っているが、泊まれるような設備になっている。昔だったら出張のたびに色々なホテルに泊まっていて、それが楽しくもあったのだが、今は、毎回同じ場所(東京支店)に行き、隣のスーパーで買い物をし、そこで暮らすのが心地よく感じる。九州の山奥の方には、毎年のように宿泊するホテルがある。

「定宿」を持つようになってしまった。人は変わるものだ。

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