写真撮影が趣味だ。
大学時代から数えてもう30年以上になる。
それなりに時間と金を投資したつもりではあるが、一向に技術が向上しない。
写真教室に通ったり、撮影会に参加したりもした。
年を取り、収入もそれなりに増えたので、昔なら憧れることしかできなかったそれなりに高価な機材も買った。
しかしいつまで経っても「これだ」という一枚にはなかなか出会えない。
時折、偶然にそんな一枚が撮れることはある。しかし狙ったものではない、あくまで偶然だ。
目と指と足が機能する限りは続けられる趣味だし、これからも弛まぬ修行をしていきたい。
いつの日か「自分も写真うまくなったなあ」と言える日が来るかもしれない。死ぬ前にそう思える日が来ることを祈る。