古き良き

20年以上昔、プジョー205GTIという車に乗っていた。もちろんマニュアルシフト、ステアリングは男の力でもしんどいくらい重く、駐車の際は掛け声が必要になるくらいだった。ドアは薄く事故したら一発であの世に行きそう。エアコンは効いたり効かなかったり。雨漏りはするしライトは走行中に脱落するし、エンジンはかかったりかからなかったりする。今の安全基準なら絶対に作れない車だ。

でも、すごい楽しかった。車重は軽く、その割にはパワーのあるエンジンが乗っていて、人間の操作がそのまま動きに反映されているようで、まるで自転車のようだなと思った。

いろいろあって売却し、その後は新車のアウディに乗り換えたのだが、快適極まりない反面、どこか物足りなさも覚えたのも事実だ。

古き良き、まだ車が「乗り手を選ぶ」時代のもの。思い出補正が多分にかかっているのだろうけど、いつかどこかでまた運転してみたいものだ。

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