得意なことをやった方が儲かる

先日、とあるクライアントの会議室で打合せをしていました。
始めてお会いする社長です。
30分ほど打合せをした後、今回のプロジェクトにおける当社の見積りを提示しました。

「高いとは思うけれど、この作業を自分でやることを考えたら安い。
慣れないことで時間もかかるし、成果を出せるかどうかもわからない。
なにより、これに時間をかけるくらいなら、自分の仕事をした方が稼げる。」

このセリフ、よく言われます。

申告を税理士に任せるように

法人の確定申告を自分でやっている社長はあまり居ないでしょう。
何人かは知っていますのでゼロではないですが、かなり特殊なケースです。

税務署が無料で教えてくれますし、本やネットにもたくさんの情報があります。
法人税申告用のクラウドサービスもあり、数万円で利用できます。

なぜみんな、自分でやらないのでしょう?
「餅は餅屋」とはよく言ったもので、自分が不得意なことは専門家に任せて、
自分の得意な、本業に注力した方が全体の効率がいいからです。

出て行くお金と、「入ってきたはずの」お金

当社の業務である、事業計画の作成支援や補助金の申請支援もそうです。
勉強すれば自分でもやれます。自分の会社のことなのですから。

しかし、慣れないことに時間と労力をかけるなら、
本業を頑張った方がいいのではないでしょうか?

たとえば、専門家に10万円払ったとしても、
浮いた時間と労力を本業に注いで100万稼げば元は取れます。

確かに、自分でその作業をやればその10万円は払わずに済みます。
しかし、本来その時間で稼げるはずだった100万円を得ることはなくなります。

もちろんこの数字は仮のものですが、専門家に払う報酬という「出て行く」お金だけでなく、
(その作業をしていなければ)「入ってきたはずの」お金(売上)にも目を向けてもらえれば、
決して損ではないとおもっていただけるはずです。

いただく報酬に見合う仕事はさせていただきます、もちろん。

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