今日の仕事と明日の仕事

植物の成長

仕事が忙しいのはいい事だと思う。
もちろん、丁度いい忙しさ、というのが望ましいのだが、そんなに都合よくはない。
もうすぐ独立して10年が経過するが、「かなり忙しい」か「まったくすることがない」のどちらかをいったりきたりだった。

仕事のなかった時期を思えば

あれは独立して2年目だった、大口の仕事が終わり、月の売上が生活費ギリギリになった時期がある。
幸いにして新しい仕事が受注でき、悪夢の期間は2ヶ月程度で終了したのだが、
その時の焦燥感はもう半端ではなかった。
金銭的な苦境ももちろんだが、自分と自分の能力が社会から必要とされていないような気持ち。
もう二度と味わいたくない。

今日の仕事と明日の仕事

今日の仕事が忙しいと、明日の仕事のことを忘れてしまう。
ここでいう明日とは、翌日の事ではなく、もう少し長いスパンで見た「未来」の話だ。

未来の不確かなことより、目の前にあって、手で触れられる仕事の方を優先したくなる。
でも、目の前の仕事がずっと続くとは限らない。
喩え不確かでも、未来の仕事を意識して行動しなければ、今の仕事が途絶えた時に苦しい思いをすることになる。

今日の仕事に集中し特化して、時代の変化によりそれが途絶え急激に傾いた会社を知っている。
反対に、明日の仕事のことばかりして今日の仕事をおろそかにし、手持ちの現金が底をつき、消えていった会社も。
今日の仕事でしっかりとお金を稼ぎつつ、明日の仕事に投資をする。
バランスが難しい。

明日の仕事への種まきを

今日で連休が終わる。
これから1ヶ月間、「今日の仕事」が大量にやってくる時期となる。すでに多くの受注残を抱えている。
毎日ものすごい量の仕事をすることになるのだろうが、その忙しさの中でも「明日の仕事」への種まきを忘れないようにしたい。

関連記事

  1. 自分の仕事をした方がよい

  2. 作業に取りかかるまでは資料を見ない

  3. 哲学がなければ

  4. 平成29年度税制改正に関する中小企業向けパンフレット

  5. 見栄を張らなくても

  6. 梯子を外されてはかなわんなあ

最近の記事

  1. 2024.03.11

    早めの桜
  2. 2024.03.06

    雑用のすべて

読書記録(ブクログ)