中小企業も補正予算を編成してみては

国や地方自治体は、通常の予算のほかに「補正予算」を編成することがあります。

補正予算(ほせいよさん)とは、当初予算成立後に発生した事由によって、当初予算通りの執行が困難になった時に、本予算の内容を変更するように組まれた予算。
-wikipediaより引用

アマゾンも補正予算を編成している

あのアマゾンも補正予算を編成しているそうです。

この本によれば、アマゾンの年度末は12月。6月〜10月にかけて予算を作成し、翌年1月より予算実行。2ヶ月計画を進めてみて不足等があれば3月より補正予算を編成、実行するとのこと。

中小企業も補正予算を設定してみては

国もIT企業もやっている「補正予算」の手法。
これは中小企業にも有効なのではないでしょうか。

予算を立てる時期と実行する時期には「ズレ」が生じます。
めまぐるしく状況が変わる現代、数ヶ月前に立てた予算では現実に即さないケースも出てくるでしょう。

そんなとき、中小企業の場合は社長の一存で予算をつけかえたり追加の支出をなしくずしに認めたりといったことになり、「予算組んだ意味あるの?」という状態になってしまいがちです。
ここできちんと補正予算を組んで、計画のもと実行するというスタンスを崩さず進めていくのは、予実管理というマネジメントの基本を守るという意味でも有益です。
#もちろん、予定通り進行していれば無理に補正予算を組む必要はありません。

これまでいろんな中小企業の予算ー実績(予実)管理表を見てきましたが、補正予算を考慮した表は見たことがありません。
翌月に予算の数値が変わってた・・・というケースは何回かありましたが(苦笑)。

さて、当社の期末は11月。第4期もそろそろ終わります。
遅ればせながら来年の予算編成を行っている最中です。
翌期から2〜3ヶ月経過した2月頃には、必要に応じて補正予算を組んでみようと思います。

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