補助金を担保とした融資を可能にする制度

2019年3月24日の日本経済新聞に下記の記事が掲載されていました。

受給前の補助金 担保に 中小企業庁が新制度 新興勢、融資受けやすく :日本経済新聞

中小企業庁が、将来補助金をもらえることを担保に融資を行う制度を作るとのこと。

採択されたのに補助金が使えない?

補助金が支給されるのは支払を行い報告書を提出した後であり、
一時的に全額を自己負担する必要があります。

記事中にもありますが、ものづくり補助金のように補助金額が大きい(最大1千万円)ものは、
採択されたとしても、一次負担の資金が用意できずに補助金を辞退する・・といったケースがあります。
#実際に当社のクライアントでも1件ありました。

事務処理を適正に行えば、かならず受給できるのが補助金ですから、
それを担保として融資してくれるこの制度があれば、財務の弱い企業でも
積極的に補助金を活用できるようになりますね。

当初は東京と大阪の一部信用金庫と商工中金のみで使える制度のようですが、
地方の金融機関もぜひ積極的に活用して欲しいです。

関連記事

  1. 福岡・大分・熊本で「なりわい再建支援補助金」開始

  2. 九州限定。被災地域向け小規模事業者持続化補助金

  3. 【11/25間違いを訂正】令和元年度中小企業支援計画が公表されました

  4. よくわかる持続化補助金(2)〜何に使えるの?

  5. 創業補助金は4月初旬開始。応募要件が厳しくなり、認定支援機関は不要に。…

  6. 2017年持続化補助金、二次公募開始。締切は5月末

最近の記事

  1. 2024.03.28

    勉強グセ

読書記録(ブクログ)