「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」から読み解く2020年(令和2年)のものづくり/IT/持続化補助金

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令和元年12月5日、「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」が閣議決定されました。
その内容はこちらのPDFで確認できます。

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019r/1205/20191205_taisaku.pdf

この文書には、今後の経済対策について記載されています。
補助金の申請を狙っている方が気になる箇所を紹介していきましょう。
14〜15ページに関連する記載があります。

先端技術の実装をはじめ、
生産性向上に資する取組への支援として、

(1)革新的な製品・サービス開発のための設備投資支援や、
(2)小規模事業者に特化した販路開拓支援、
(3)ITツールの導入支援等を

複数年にわたり継続的に実施する仕組みを構築し、国として必要な
財源を確保する。

#(数字)は筆者が付記

(1)はものづくり補助金、(2)は小規模事業者持続化補助金、(3)IT導入補助金のことだと思われます。
この3つは来年も継続するようです。
気になるのは、「複数年にわたり継続的に実施する仕組み」という文言です。
これまで「来年はあるかどうかわからない(だから早めにやった方がいい)」という枕詞で語られていたこれらの補助金ですが、何らかの形で継続的な実施(恒久化?)がなされるのかもしれません。

また、15ページには以下の文言もあります。

・ 中小企業生産性革命推進事業(経済産業省)

これは上記の3つの補助金を予算確保の際に一つの事業名でまとめたもので、昨年(平成30年度補正)でも同じ文言が使われていました。

多少の制度変更はあるものの、ほぼ昨年と同じスキームでこれらの補助金が実施されそうです。
当社でも長年の経験を活かし申請の支援を行っております。ご興味のある方は当社までご連絡ください。

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