ものづくり補助金 R1補正4次公募、締め切り延長。追加の支援依頼は受け付けておりません。

急な発表に、皆が戸惑っています。

先週の金曜日、突然に「ものづくり補助金、4次公募の締め切り延期」のアナウンスがありました。

公募要領について|ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト

​​​​​

​​​​​​​

変更のポイント

変更のポイントは二つです。

  1. 締め切りの延長と、それに伴う採択発表日の延期
  2. 特別枠の終了

まずは、1から説明します。
従来4次公募の締め切りは11月26日(金)の17:00とされていたのですが、今回、12月18日(金)の17:00に延期となりました。
これに伴い、従来は1月中とアナウンスされていた採択発表の期日が2月中という表記に変更されています。

4次公募に申請される方で、設備導入のタイミングがタイトで1月発表を前提に計画されていた方は、計画を見直す必要が出てきました。

もう一つのポイントは、特別枠の終了。
新型コロナウィルスの影響を乗り越える事業を行う企業が取り組む事業(サプライチェーン毀損対応、非対面型ビジネスモデル、テレワーク)には、加点と補助率アップの特典が与えられていたのですが、これが5次ではなくなり、一般枠のみでの公募となります。

特に小規模事業者で「ない」企業は、一般枠の場合補助率が1/2となってしまうので注意が必要です。(特別枠なら2/3〜3/4という補助率だった)

なぜこんなことを?当社の推測

​​​​​このタイミングでの締め切りの延期、これまでも被災地で申請が困難などの理由で延期されたことはありますが、今回はそうではなさそうです。

推測するに、「特別枠予算が底を突きそう」なのではないかと。
同じ特別枠予算を使っている「小規模事業者持続化補助金」も、今年度はずっと8割程度の採択率だったのが、直近では3割まで落ち込みました。
ものづくり補助金に割り当てられた分ももう残り少なく、5次公募で特別枠を設定することは不可能。
しかし、そう告知すれば、5次で特別枠を狙っていた企業からクレームが入る、ならば4次の締め切りを延長することで「5次特別枠を狙っていた企業は急いで4次に申請を」と言い訳が立つといったところではないかと。
あくまで予想ですが。

発表を確認した直後に、締め切り延長すればルールが一部変更になる箇所が出るためサポートセンターに問い合わせましたが、すぐには回答がありませんでした。また、某県の事務局関係者とたまたま話す機会があったのですが、彼はこのことについて全く知らず、非常に驚いていました。予算の逼迫状況が明らかになり、急に決定した事項なのかもしれません。

当社の対応(追加支援は行わず、5次依頼企業の前倒し申請に注力します)

締め切りが20日ほどのびましたが、当社として追加の支援を受け付ける予定はありません。
既にいただいていた5次公募の支援依頼企業に連絡し、4次特別枠での前倒し申請を希望するかどうかを確認、その意向があれば短期間ですがなんとか12月18日までに申請に持っていく。そこに注力したいと考えておりますので、ご了承いただければと思います。

関連記事

  1. もの補助8次結果発表、当社支援先は10社採択

  2. ものづくり補助金一次採択結果 当社支援先は10社が採択

  3. H27補正(2016年実施)持続化補助金の採択発表

  4. 固定資産税3年間ゼロの対象に建物・構築物が追加・期限も延長

  5. 補助金の季節に向けて(7)〜申請書は、事業計画の亜種である

  6. 事業再構築補助金2次採択発表、当社支援先は24社採択

最近の記事

  1. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)