H28年創業補助金は「超」のつく狭き門に

平成28年(今年)の創業補助金、事務局の募集が始まりました。
これまでは、各県の商工会や中小企業診断協会、電通といった企業・団体が受託してきました。事務局が決まった後、正式に公募が始まることになります。

中小企業庁:平成28年度予算「創業・第二創業促進補助金」の事務局の募集を開始します(※「創業・第二創業促進補助金」の募集開始ではありません)

先日に平成27年補正予算は国会を通過しましたが、創業補助金は平成28年本予算なので公募発表は本予算の国会通過の後です。
ちなみに昨年はH26年補正予算、H27年本予算双方で創業補助金の予算がついていました。今年はH28年のみのようです。

いつものように、事務局募集の要項から、今年の創業補助金の内容について考察することにします。

使える費目はほぼ変わらず

スクリーンショット_2016-01-26_10_33_22

使える事業費の費目はほぼ変わっていません。人件費や家賃に使えるのがこの補助金のいいところですね。
一点だけ、昨年は「起業・創業に必要な官公庁への申請書類策定等に係る経費」という費目があったのですがこれが消え、新たに「廃業登記費」が加わりました。
正式な公募発表まではあくまで推測になりますが、設立登記の際に司法書士に支払う謝金が対象にならなくなった可能性があります。

補助上限額、採択予定件数、締切

補助上限額については、従来通り創業が200万、第二創業が1,000万円です。

採択予定件数については後述します。

締切は、平成28年4月のどこかになりそうです。予算も少ないため、二次募集はなく一発勝負になるでしょう。

スクリーンショット 2016-01-26 10.40.03

昨年の合格者数から、福岡県の採択者数を推定する

今回の採択予定者数は120件と、昨年から大幅に削減されています。
昨年の合格者数や採択率を下記の表にまとめました。

スクリーンショット 2016-01-26 10.43.19

昨年の採択者数は全国で2,444件です。今年の120件に比べると20倍ですね・・・
昨年(H27補正とH28本予算)の合格率を合計すると、約6割弱。今年はこの合格率は望むべくもないでしょう。

福岡県(当社所在地)で見てみましょう。

採択者総数(2,444)のうち、福岡県内の方は141名でした。
確率にすると5.8%。
つまり単純計算で今年の採択予定者数120件のうち、

120×0.058=6.96≒7件

約7件程度しか採択されないということになります。これは昨年と比較するとかなりの「狭き門」です。

ちなみに、当社では県内の市場規模を推定する際に、福岡県のGDPが全国の4%程度であることから全国データに0.04を掛けた数値を便宜的に利用します。
その基準で言えば、採択者は約5件とさらに狭き門になってしまいます。

まとめ

応募者は、昨年と同程度あるいはそれ以上居るのではないかと個人的には予想しています。
昨年までは比較的取りやすい補助金でした。今年は一変します。

しっかりした事業計画を作り、申請書にきちんと落とし込まないと、合格はおぼつかないでしょう。

関連記事

  1. 好成績

    2018(H29補正)ものづくり補助金二次採択発表。当社支援先は11社…

  2. 2019年IT導入補助金のスケジュールが明らかに

  3. H29年予算、創業補助金の「事務局」募集開始。しかし・・・・

  4. 2020ものづくり補助金解説 (3)事業期間は交付決定後10ヶ月

  5. 2019もの補助 結果分析(3)〜 全国ランキング19位(実質15位)…

  6. 早期経営改善計画の策定に補助(2/3、最大20万円)

最近の記事

  1. 新年、鶴、富士山
  2. 正義、校正、法律
  3. 新年、鶴、富士山

カテゴリー

読書記録(ブクログ)