持続化補助金について、「結局、いくら補助金がもらえるの?」という質問を受けます。
そりゃまあ、興味ありますよね、皆さん。
そこで、資料を作ってみました。
3分の2、最大50万円の意味
- 例1:事業費として30万円を使った場合。帰ってくる金額はその3分の2の20万円です。50万円帰ってきて20万円儲かった・・ということにはなりません。
- 例2:事業費として75万を使った場合は、50万円が帰ってきます。(3分の2)
- 例3:事業費120万円の場合は、その3分の2ですと80万です。しかし、上限は50万円ですので、帰ってくる金額はやはり50万円となります。
以上が基本の形となります。
一定の条件を満たせば補助金の枠が2倍、100万円に
「基本」といったのは、一定の条件を満たせば補助金の上限がアップするからです。
条件は以下の通り。
- 期間中(H28年2月26日〜年内)に雇用を増加させる(社会保険必須)
- 買い物弱者対策事業を行う
- 海外の展示会等に出展する(TPP絡みで、今年新たに追加されました)
この条件のうちどれか一つを満たすことで、50万円だった上限が二倍の100万円になります。
ただし、間違えてはいけないのは、あくまで「枠」が二倍になるだけということです。
雇用を増加させたとしても、使った金額が75万円であれば、帰ってくる金額はその3分の2の50万円です。
ちょうど雇用を増やそうと思っていた方、あと海外展開を狙っている方は、枠を増加させてより規模の大きな取り組みを行うチャンスです。
とはいえ、3分の1は自己負担です。
補助金が出るから不必要な投資を行う・・というのは本末転倒ですので、よく考え、効果のある取り組みを行いましょう。