ものづくり「高度連携」、2次公募開始

事業期間が非常にタイトであり、応募できる企業は非常に限られるとは思いますが、
複数企業が連携して申請するものづくり補助金の高度連携タイプ、二次公募が始まりました。

平成31年度「ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金」の2次公募について
[blogcard url=”https://www.chuokai.or.jp/hotinfo/mhr2_koubo31fy.html”]

以前このブログでは、「予算が余っている可能性があり、二次公募が始まるのでは?」と予想をしましたが、正解でした。

高度連携型は、ものづくり補助金史上初めて、補正予算ではなく本予算で手当されています。
来年以降の予算枠確保のためにも、予算完全消化は必須かと予想されます。

締切は9月27日

締切は令和元年9月27日(金)です。
郵送であれば当日消印有効。
ネット申請であれば9月30日15時と、締切が延長されます。

なお、単独申請が可能なものづくり[生産性向上」型は、今年の2次公募よりネットでの申請のみ受付と変わったのに対して、高度連携型の方は従来と同様紙での郵送申請も受け付けてくれるようです。

採択発表、事業期間

11月中を目処に採択発表を予定していると公募要領に記載されています。
9/20が締切の「生産性向上」タイプは10月末に発表とありましたので、ちょうど10日間〆切がズレる高度連携型は、11月前半には採択発表があるのではないでしょうか。

採択発表後、交付決定手続きを経て事業実施となります。
事業実施期間、つまり、発注〜納品〜支払までの期間は、早くても12月初旬〜2020年の1月末です。
非常にタイトなスケジュールであり、導入する設備によっては納期が間に合わないケースも出てきます。まずはメーカー・商社に納期を確認をする必要がありそうです。

「高度連携」は狙い目なのか?

単独で「生産性向上」に出すのがいいのか、グループをつくって「高度連携」に出すのがいいのか。
一次の採択率は後者の方が約20%高い結果でした。(50%と69%)
二次の採択率は予算がどれだけ残っているか(残高は非公開)の影響が大きいですので、
一次と同様に高度連携型の方が採択率が高いとは言い切れません。

高度連携型のうち「企業間データ活用型」の要件に当てはまり、かつ納期の短い高価な設備を導入する場合はこちらを検討すべきです。
この類型のみ、補助金上限額は2千万円に増額されているからです。

依頼を受け付けています

当社でも申請の支援を受け付けております。
ただ、〆切の近い「生産性向上型」の申請についてすでに多数の支援依頼を受けていることから、
高度連携型の依頼は数件程度しか受注できないこと、受注したとしても締切ギリギリの対応となることをご諒承ください。

関連記事

  1. もの補助11次の発表がない

  2. 4月12日公募開始「事業承継補助金」

  3. 事業再構築補助金、通算採択100社突破

  4. ものづくり補助金 2次公募 支援締め切り

  5. 認定支援機関制度に更新制が導入されます。中小企業への影響は

  6. 大規模成長投資補助金 詳細発表

最近の記事

  1. 2025.03.28

    余計なもの
  2. 2025.03.19

    繰り返す
  3. 2025.03.18

    義務の話
  4. 2025.03.14

    「退職」倒産
  5. 講演、セミナー

読書記録(ブクログ)