仕事の80%は姿を見せることだ
ウディ・アレン
テレワーク時代ではあるが、それでもなお「現場に姿を見せる」ことの重要性は失われていないと考える。
現場で偶然発生する、何気無い会話が新しい仕事につながることもある。
相手にとってはどうでもいい話だけれど、それが自分にとって革新的な新規事業のアイデアになることもある。
話し相手の些細な仕草や表情、服装から、重要な情報を得られることもある。
ウェブ会議では「雑談」が発生しない。ゼロではないが、意識的に雑談をしてもなおその濃度はリアルには劣る。
一例を挙げれば、リアルであれば会議が終了すれば次の予定までの時間は雑談ができる。予定がなければ、そのまま食事に行ったりもできる。
ウェブ会議なら、「退出」ボタンを押してそれっきりだ。
効率的に無駄を省いたコミュニケーションは、実は少し、見えにくいが重要な何かを削りすぎてしまっているのかもしれない。
気づかなければ、中長期的に致命的な影響を及ぼす何かを。
当社は基本は通勤、毎週一日だけテレワークというワークスタイルを採用している。
偶然ではあるものの、週5日のうち4日、80%は「姿を見せて」いるわけだ。
ウディ・アレンの意図とは全く違うだろうけれど。