マツモト産業様福岡支店にて「もの補助」セミナーを行いました。
鹿児島・熊本・福岡と九州を北上してきたセミナーもこれで終了です。
受講していただいた皆様にとって何らかのお役にたてる情報であれば幸いです。
算術的に予測できることと、できないこと
現時点では正式な募集要綱が発表されていません。3月になるとのことです。
いまわかるのは小出しにされた情報のみです。
もちろん、過去の経験や他の補助金等での実例から「こうではないか」という予測はできます。
しかし、あくまでそれは予測であって、実際にどうなるかは3月にならないとわからない。
たとえば、1次募集で予算をどれくらい使ったか、2次募集でどれくらい残るか?といったことであれば定量的な計算を行うことである程度の予測も可能でしょう。
しかし、ルールがどうなるかという定性的な項目の予測は難しい。恣意的な要素が強すぎ、算術的に計算できる類いのものでもない。
もしかしたら、政治的な介入でがらりと変わるかもしれない。
今の段階で深読みはしない方がいい
情報が圧倒的に足りない段階で何かを決定することほど愚かなことはないです。
もう少し待てば、正しい情報が出てくるのですから、なおさらです。
そして、正しい情報を得てから準備すれば、充分間に合います。
なので、あまり深読みはせずに、現時点でわかっている情報を淡々と伝えるよう心掛けています。
予測することは楽しいですし、周囲から「なるほど、さすが専門家だな。そこまで先読みするのか」と褒めてもらえるので、つい予測をしゃべってしまう気持ちを抑えています。
大胆な予測を行い、断言口調で伝え、結果として受講者を間違った行動に駆り立ててしまっては申し訳ないですしね。