SMARTな計画づくりを

計画を作り、実行してもらう。検証し、次回に繋げる。経営コンサルタントの仕事だ。

計画を作る際に注意するポイントは何か?
端的に言うと、「明日から何をやればいいかがわかる程度」まで細かい内容にすることだ。

具体的には、「SMART(スマート)の法則」と呼ばれる考え方が役に立つだろう。
SMARTとは、下記の5つの単語の頭文字を並べたものだ。

1) Specific(具体的、誰でも理解できる)
2) Measurable(計測可能、数字で表せる)
3) Assignable(誰がやるかが明確)
4) Realistic(現実的な内容)
5) Time-related(明確な期限がある)

それぞれ説明する。

1)Specific(具体的、誰でも理解できる)
あたりまえだが、目標や計画は具体的でなければならない。
「出世する」とか「痩せる」では、何をしたらいいのかわからない。

目標を達成した状態が想像できるような内容にしよう。
また、なぜその目標を設定したのか、根本にさかのぼって考えることも大事だ。
「そもそも、何がしたいんだっけ?」と自分に問いかけることで、より良い目標を設定できるかもしれない。

2)Measurable(計測可能、数字で表せる)
目標を達成したかどうかを判断するためには、明確で計測可能な「数字」がなければならない。
「ダイエットを頑張った」では達成したかどうかがわからない。
「5kg痩せる」という目標を設定すれば、達成したかどうかはあきらかだ。
ただし、ダイエットの例で言えば「5kg痩せる」というのは目標としてはあまり良くない。
ゴールが遠すぎて、明日から何をしたらいいのかわからないからだ。
「毎日30分歩く」とか「外食を週に1回に抑える」とか、より身近な、明日から取り組める小さな目標(スモールゴール)をたくさん設定しよう。
スモールゴールを達成していけば、その結果として最終目標である「5kg痩せる」を達成できるのだ。

3)Assignable(誰がやるかが明確)
これは特に家族や組織といった集団での目標設定に必要な項目となる。
「誰がやるのか」を曖昧にすると、結局誰もやらない。
「連帯責任は無責任」という言葉があるくらいだ。
家庭でも、夫がやるのか妻がやるのか、子どもなのか、はたまた外部のサービスを利用するのか、しっかりと担当を決めることをお勧めする。
「そのとき手の空いている誰か」というのは避けた方がいい。

4)Realistic(現実的な内容)
あまり大きな目標を掲げるのは辞めて、現実的なものにしよう。
売上2倍!と言われると、最初から「そんなの出来るわけない」と諦めてしまうだろう。
控えめすぎて簡単に達成できる目標もやる気が出なくなる。

ストレッチという名の下に課題な目標を設定させる上司がいるが、ゴムは伸びすぎたら切れる。
「頑張れば届きそう」なラインに目標を設定することがポイントだ。

5)Time-related(明確な期限がある)
必ず期限を設定する。
期限を設定しなければ、日々の雑務に追われて年初に立てた目標なんてすぐに忘れてしまうだろう。
スケジュール帳でもカレンダーでもパソコンでも何でもいいので、期限を記入して自分がやるべきことを頻繁に思い出せるようにしておく。
「今年中に!」というのは期限が長すぎる。
目標を細かく分けてスモールゴールにし、月単位や週単位、できれば一日単位での期限を設定するのが望ましい。

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