良すぎることのリスク

イタリア料理チェーンのサイゼリア、安くて美味しいので私もよく利用します。

サイゼリアでは、「繁盛店はいい店でなく、原理原則から外れた店として改善すべき対象と考える」そうです。

繁盛しているなら、むしろその成功事例を横展開すべきでは?とも考えがちですが、彼らはそうではない。
彼らはおそらく、繁盛店が(何ら明確な理由もなく)繁盛しているのなら、それはどこかで無理をしているからだ、と考えているのでしょう。
そして、無理しているのは大抵の場合現場のスタッフです。
現場に無理をさせて一時的に好業績を上げたとしても、そんなものは長続きしない。

売上や利益の目標だけ見ていると、スタッフに無理をさせて好業績を(ごく短期的に)実現した管理職が社内で評価されてしまう。
売上を増やすために強引な客引きやアップセル・クロスセルをしたり、利益を増やすためにサービス残業を強要したり、本来必要な経費を削ったり。

それが社内で評価されることがわかれば、他の店長も同様の行為を行うでしょう。店長が頭が良く、合理的であればあるほど、そうします。
こうやって、ブラック企業の一丁上がりです。

黒字倒産もそうです。売上が上昇するのは良いことですが、急上昇は運転資金の不足や社内体制の混乱を招きます。

悪すぎてもいけないし、良すぎてもいけない。
誰かに無理を強いずに事業を成長させるというのは、難しいことなのだと思います。
#社長は例外です。

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