更新しないなら、いっそ辞めた方がいい

新規の仕事の依頼が入った場合、その会社のホームページを事前にチェックする。
最近だと当たり前の行為かと思います。

新着情報の欄を見れば会社の直近の出来事がわかります。
社長や従業員の人となりがわかるブログも楽しいものです。

残念なのが、新着情報の最新記事が「2022年夏期休暇のお知らせ」だったり、
5年前にどこかの雑誌に掲載されたなどのやたら古い記事がトップに上がっているページ。

これではまるで、ここ最近は業務上全く新しいことがなかったように見えます。
「最近あまりうまく行ってないのかな」とでも思われたら、来るはずだった仕事も来なくなりそうです。

書く時間もないほど忙しいのかもしれません。だったら、いっそ新着情報のページを削除した方がいい。
更新されない過去の情報をずっと掲載し続けるくらいなら、静的な、住所や電話番号、会社概要のみの
ページにした方がまだ印象がいいと思います。

年末年始休暇の情報をお知らせしたいのなら、メールで個別にすればいいだけです。
不特定多数にお知らせしたいなら、グーグルマップに掲載できます。

先日、同業者のブログを見てみたら、最新の記事が「ワクチン打ってみた」でした。
仕事はしていないのか・・・・・守秘義務があるからというのなら、
抽象化するとか、本で読んだ内容を解釈して伝えるとか、他にも方法はあるだろうに。

いやいやこれは趣味で書いているんだ、気が向いた時だけでいいじゃないか・・・
もしそうなら、ブログの横に「お仕事の依頼はこちらまで」のリンクを貼るのはなぜなんだ。
趣味の話だけしか書かれていないブログを読んだ人から、趣味と全く関係ない仕事の依頼が来ると思っているのでしょうか。

更新が必要なページなら、まめに更新する。
それができないならページ自体を削除し、更新しなくてもいい静的な情報を主体とする。
これまでに書いた記事を消すのが勿体無いというのなら、日付を削除して、ページの静的コンテンツとして衣替えすればいい。

更新しないくせにページだけ維持しているデメリットを、意識して欲しいものです。

士業の知人はこう言っていました。
「本に書いてある当たり前のことを当たり前にやれば成功できる、みんなそれをしない、続けられないだけ」

当たり前のことができていない、そのことに気づくことすら、難しいのかもしれませんね。
経営の助言をする中小企業診断士ですら、そうなのですから。

関連記事

  1. 「人を雇っているから、経営者の気持ちがわかる」と言われて

  2. デジタルで伝える

    「法人インフォメーション」サイトの活用

  3. 予測できるか、コントロール可能か

  4. 組織化された天使

  5. ビジネス、歯車、モデル

    技術の進歩を事業に活かす

  6. ストーリーボードを作ろう

最近の記事

  1. バックアップ、プランB

    2024.04.23

    雨が降っても
  2. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)