「測れないものは改善できない」たしか、デミング博士の言葉だったと思う。デマルコの言葉のようです。
目標(KPIとも呼ばれる)は必要だ。それも、明確にわかりやすい数値で。
「従業員の気分を盛り上げる」「営業活動を頑張る」といった目標は何の意味もない。
達成したかどうかの基準が曖昧な以上、後付けでどうとでも成功を定義できるからだ。
「数値で測れないものもある」は単なる言い訳だ。
直接的には無理にせよ、間接的に測る指標はいくらでもある。
例えば、従業員満足度の向上を数値で直接測ることは難しいかもしれない。
しかし、アンケート、有給取得率や給与、福利厚生など、間接的に従業員満足度の向上につながる項目はたくさんある。
測れないのなら、それは改善できない。
面倒でもなんでも、まずは数値目標を設定し、期間中はその達成に向けて何をすべきか考えよう。
達成できなかったら?やり方を変えればいい。また、数値目標そのものが間違っているかもしれない・・という一段上の視点からのチェックが必要になるかもしれない。
測れれば、改善できる。
「測れない」と声高に叫ぶ人は、単に「測りたくない」「測られると困る」だけなのだ。