「自分マーケティング」と言っても、
一時期流行ったセルフブランディングとか、
SNSでリア充に魅せる方法といった類いではない。
自分マーケティングとは、顧客があなたと同じように考え、
あなたと同じように行動すると思い込んでしまうことだ。
#たぶん、マイケル・E・ガーバーの本に書いてあったと思う。
当たり前だけれど、顧客はあなたではない。
あなたが「これは売れる」と思うからといって、顧客がそう思ってくれるとは限らない。
あなたが望むように顧客が考えてくれるとは限らない。
自分に売るのではなく、顧客に売るのだ。買うのは自分ではない、顧客が財布を開くのだ。
自分の考えは平均的なものだろうか?自分の会社を、製品・サービスを、スタッフを愛するあまり、
偏った思考になっていないか?客観的な視点を持てているか?利害関係のないものに確認したか?
「私は売れると思う」という根拠のない感想に何の意味があるだろう?
必要なのは、実際に金を出してくれる人の意見だ。
ちなみに私はこの「自分マーケティング」の罠に陥りにくいと自分ではそう思っている。
今までの人生で、自分の考えが少しズレていることを痛感する経験が何度もあり、
顧客は自分と同じようには考えない、ということを理解しているからだ。