福岡県IoT推進ラボが主催した「ITベンダーによる現場ニーズ把握会」が先週実施され、筆者も同行しました。
ITベンダーによる現場ニーズ把握会(ものづくり現場(水産養殖機械)に係る現場見学会)の参加企業を募集します | トピックス | 福岡県IoT推進ラボ情報 | 福岡県ロボット・システム産業振興会議
これは、県の工業技術センターや産業・科学技術振興財団、IoTやAI、ビッグデータなど最新技術に長けた複数のITベンダーが製造業の現場を訪問し、工場を見学するとともにその企業が抱える問題をヒアリング、最新のIT技術での解決策を議論するというものです。
筆者は「IoT、AI、ビッグデータ等の最新のIT技術に関する知見を有する中小企業診断士」として(公財)福岡県産業・科学技術振興財団より参加の依頼を受け、ファシリテーターの役割を担い議論の整理と助言を行いました。
参加者全員にとって有意義なイベントに
議論に参加させてもらって筆者が思ったのは、IT技術の進歩です。
筆者がIT業界で勤務していたのはもう10年ほど前で、当時は到底できなかったことが可能になっていることをITベンダーの発言から学ぶことができました。
本で読むのとはまた違う、現場感に溢れる話を聞くことは筆者としても楽しい時間でした。
これは受け入れ先となった企業も同様で、今後の改善の参考になるような知見が得られたと、このイベントに大変満足されていました。
参加した9社のITベンダーも、現場のニーズがどこに存在するか、それに自社のプロダクト・サービスをどう適合させていくかという点を検討する上で有意義だったと思われます。もちろん、今後当該企業とのビジネスに発展するベンダーも出てくるでしょう。
福岡県の担当の方も、従来のイベントとは違った手応えを感じているようで、今後も続けて行きたいとのことでした。
当社としても、このようなイベントに積極的に関わることを通じて、中小企業がIoTを用いて事業を発展させるための一助になれればと強く願います。