【戦略】将棋盤の一部しか見えない状態でのゲーム

完璧な経営戦略を作ることはできない。

数学とは違い、経営戦略に関係する項目は多岐にわたるため、その全てを把握することはできない。
いわば、将棋盤の周辺部を見ずに将棋をしているようなものだ。周辺部に何の駒があるかわからない状態でゲームをしなければならない。不測の事態は常に発生する。

こと経営戦略の策定において、未来を見通す「ラプラスの魔」は存在しない。

ならばどうするか?戦略など策定する必要はない?

それは違う。企業の進むべき道を示すためにも戦略の策定は必要だ。

ポイントは、柔軟性の高い計画とすること。策定時と状況が変わったのであれば、変化した状況に応じて柔軟に戦略の一部を「差し替えられる」ようにしておく。

レゴブロックのようなイメージだ。

4 years old girl playing with toys

経営戦略は、一度策定したら変更できない「不磨の大典」ではない。

情報が変われば、結論を変えるさ。君は違うのかね?
-J.M.ケインズ

朝令暮改は、その理由さえ明確に説明できるのならば、決して悪いことではない。

朝令暮改でもいい。ただし、理由を説明せよ。

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