確かダンケネディだったと思う。出典はうろ覚えだが、言葉は強く記憶に刻まれている。
経営者が最後まで手放してはいけないものとして、二つあると言う。
それは、財布(財務)とマーケティングだと。
この教え?を律儀に守り、当社は今でも会計処理は社長自ら行っている。
簿記や会計の知識はそれなりにあるし、わからないところは税理士に聞いて確認している。
正直面倒だ。でも、この部分を社員に任せたら、金の流れを掴むことができなくなる。
何かにコストをかける「痛み」も、従業員に給料を払って仕事をしてもらっているという「実感」も、薄まってしまうだろう。
マーケティングも自分でやっている。
HPやメルマガで宣伝し、パートナー企業に情報提供し、時には無償でセミナーを行い、
営業せずとも自社に仕事の依頼が舞い込む仕組みを構築しようと日々努力している。
当社は営業力でゴリゴリ売り込めるようなサービスを提供していない。
マーケティングがうまくいかなければ、相手の方から当社の門を叩いてくれなければ、会社は潰れてしまう。
そんな重要なポイントをスタッフや外部の企業に任せることなどできない。
近い将来、自分自身でコンサルティングの仕事をすることはなくなるのかもしれない。
社員が代わりにやってくれるような時代が来るのかもしれない。
その時でも、財布とマーケティングだけは、手元においてしっかりと管理していると思う。