希望線。ユーザーの望む道筋を見極める

希望線(Desire Line)とは、使用されて傷んだ痕跡のこと。

よく公園などで、正規の道ではない箇所の芝生が踏み固められて自然に道になっているのを見かけないだろうか?
筆者の自宅近くの公園だと、こんな感じだ。

設計者が意図していなかった「道」を、ユーザーが勝手に作った、ということだ。

同様のことは別に公園の芝生だけに起こるのではない。
商品やサービスに関して、提供者側が想定していなかったような使い方をユーザーが「発見」したり、こちらが想定していない箇所でつまずいたりといったことがある。

複数のユーザーが同じ箇所でつまづくとしたら、それは「希望線」を示唆してくれているのだ。
全てを取り入れる必要はないが、参考にして、商品・サービスを改良した方がよい。

希望線は、提供者側の思惑を越えた、ユーザーの偏見のない自然な「要望」に他ならない。

関連記事

  1. 意味的価値と機能的価値、問題定義と問題解決(SEDAモデル)

  2. 旋盤を買いました

  3. 遠くを見る

    変数が変わったら(人口×商圏×顧客化率×単価×頻度)

  4. どのチャネルに依頼しても中小企業診断士の米倉がやってきた話

  5. 救命浮き輪

    嵐が過ぎて

  6. お金を稼ぐ

    ニーズはあるようだ。で、それにいくら払ってもらえるの?

最近の記事

  1. 2025.03.19

    繰り返す
  2. 2025.03.18

    義務の話
  3. 2025.03.14

    「退職」倒産
  4. 講演、セミナー

読書記録(ブクログ)