“Cash is King”、現金は王様。
不景気になるとこの言葉の重みが増す。
現金があれば会社は潰れない。
仮に客が1人も来なくても、手元に充分な現金があれば人件費が払える、経費も払える。
嵐が過ぎるのを待つことができる。
中小企業の社長は資金繰りで悩み、眠れない夜を過ごしたことがあるだろう。
手元の現金が無くなっていくと、もうお金のことしか考えられなくなる。
顧客のことは二の次になってしまう。悪循環が始まる。
当社はあまり節税に力を入れていない。
そこに労力をかけるくらいなら、税金を払ってでも社内に金を残し、
「嵐」を乗り切るために備蓄しておきたい、そう思っているからだ。
おかげである程度の内部留保を持てた。
それだけでは不安なので、追加の融資も受けた。
#コロナ対策の融資ではない。
#当社は経営コンサルティング会社であり、
#中小企業支援策を「伝える」側であって「使う」立場ではない。
キャッシュイズキング、ひとまずは融資を受けよう。
いまは危機対策で、無金利無担保の融資メニューもある。
融資を受けても、いつかは返済しなければならない。
嵐が過ぎた後は、前よりも利益の出る体質にしておかなければ、増えた借金を返せない。
顧客が来ない今の時間を、体質改善に使えることができた企業が、結果として生き残る。