2020年(R1補正)もの補助チラシより〜(3)新たに追加された類型(R1補正予算分)

昨日の記事の続き。


事業類型

申請メニューとして、今年は5つの事業類型(パターン)が用意されています。

  1. 一般型
  2. グローバル展開型(新)
  3. ビジネスモデル構築型(新)
  4. 企業間連携型
  5. サプライチェーン効率化型(新)

一般型

よく言われる「補助金額1,000万円、補助率2/3」というのは、この一般型のことを指します。
全事業類型の中でもっとも汎用的で、ほとんどの企業がこの「一般型」で申し込むことになると思われます。

グローバル展開型(新)

今回新たに加わった事業類型で、まだ情報が少ないです。
チラシにはこう記載されています。

海外事業(海外拠点での活動を含む)の
拡大・強化等を目的とした設備投資等の場合、
補助上限額を引き上げ。

設備投資の目的が海外事業の拡大・強化であれば、
補助金の上限額が3,000万円となります。

これは以前の「高度生産性向上型(H27年補正)」や「第四次産業革命型(H28年補正)」のようなものだと予想されます。
これらの事業類型も、最新設備やAI対応機器などを導入する場合に補助上限額が3,000万円に増額されていました。

海外事業を行っている企業であれば、申請できる可能性が高いと思われます。
#なお、設備の設置場所は国内に限定されるでしょう。海外に置かれると現地調査が困難ですので。

ビジネスモデル展開型(新)

こちらはグローバル展開型よりもさらに情報不足です。

中小企業30者以上のビジネスモデル構築・事業計画策定のための面的支援プログラムを補助。
(例:面的デジタル化支援、デザインキャンプ、ロボット導入FS等)

中小企業30者以上をとりまとめるとなるとかなりの手間が予想されます。
補助率も「定額」とあるので、補助率100%という意味だと思われます。

いままでこのタイプの事業類型は類似のものも見当たらず、
現段階では判断が難しいです。ただ、30者以上・・・とあることから、
申請できる企業(グループ)は限られ、ほとんどの企業は気にする必要がないと思われます。

なお、「企業間連携型」および「サプライチェーン効率化型」は、一般型等とは別の予算で行われる予定で、実施時期も4月以降となります。
この2つの説明は明日のブログで行います。

(つづく)

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