繰り返す

南九州のとある町、「**の小京都」と呼ばれるようなところ。仕事の都合でその街にある宿に泊まった。宿の人に地元の事情について聞いてみると、「東京から移住してきたので詳細はわからない」とのこと。そこからは東京の話になった。

彼曰く、「東京は時間の流れが直線的だが、ここは時間が循環している、それが自分にはあっている」そうだ。

確かに東京は直線的だ。絶えず成長と発展を求められる、KPIでガシガシ管理されてるイメージだ。自分自身、東京の人の多さと変化の速さに疲れてしまうことがある。
田舎はもっとゆったりしている。一日、ひと月、季節、一年。循環するサイクルがある。私は田舎出身なので、田舎の嫌な面もよく知っている。なので都会はダメで田舎の暮らしが人間本来のもの、なんて楽観的なことも言えない。

直線と循環、それぞれ合う人と合わない人がいるのだろう。循環的なやり方(田舎)が向いている人が直線的な地域(都会)に生まれたら悲劇だ。逆も然り。

幸い、今は移動の自由がある。だから引っ越せばいい。都会に人が集まっているということは、直線的なやり方を好む人の割合が多い、ということだろうか?

関連記事

  1. ラーニング・アニマルであれ

  2. ドミノ

    完璧な提案に見えても、そこには必ず反作用がある

  3. (株)VIコンサルティングの取締役を辞任しました。

  4. 見栄を張らなくても

  5. 具体的とはどういうことか

  6. ルーチンとプロジェクト

最近の記事

  1. 2025.04.18

    適正規模
  2. 王様

    2025.04.17

    腐食防止剤
  3. 2025.04.15

    初任給
  4. 2025.04.14

    セミナー
  5. ディスコミュニケーション

    2025.04.11

    小乗
  6. 2025.04.07

    春の京都

読書記録(ブクログ)