歴史は忘れ去られてしまう

昭和50年ごろに出版された本を読んでいたら、戦後間も無くの労働争議について語られた一節があった。当時は共産党の力が強く、経営側だった筆者もかなり苦労したようだ。

共産党(と、共産主義)、社会党、労働組合がほとんど存在感がなくなった2020年代の今では想像もつかないが、本の文面からは、当時の恐怖というか、共産主義の勢いのようなものが感じられた。日本がソ連や中国のようになってしまう可能性が容易に想像できた時代なのだろう。

先日、NYで社会民主主義者を名乗る候補が当選した。公約を見ると「無料化」や「価格の統制」といった項目が並ぶ。そういったことを全国的に実施した国がたくさんあった。ほんの35年くらい前の話だ。もうみんな忘れてしまったのだろう。社会主義国がどんな人権侵害をして、どれだけ国民を窮乏化させて、どういう結果に終わったのかを。

いや、ほんの5年前にも、健康をテーマに全世界的に大規模な人権侵害が起きたが、もうみんなそのことすら忘れている。そんなものなのだろう。

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