初期条件の違い

ドイツのアウトバーン(高速道路)で、日本でいうサービスエリアのような場所に立ち寄った。トイレを借りようとしたが入れない。入り口にゲートと自販機がある。1ユーロ払えばトイレが使えるようだ。硬貨でもカードでも支払える。支払うとレシートのようなものが出てくる。売店に行くとそのレシートが1ユーロの金券として使える。

トイレだけ無償で使う人を排除することができるという意味で非常に合理的だと思った。1ユーロ払ってトイレを使ってもいいし、トイレの後にジュースでも買えば、トイレは実質タダになる。なお、工事現場の作業服を着た男性が数人、外の雑木林で立ち小便をしていた。日本で同様の制度を導入することができるか、導入したらどのような結果になるかを想像するのも面白い。

他国を旅行すると、文化や発想の違いに驚くことが多い。人間の思考回路はそれほど変わらないと思うのだが、初期条件の些細な違いが、まったく違う結果を生み出すのだろう。おそらくだが、歴史を巻き戻してやり直したとしたら、出来上がる世界は全く違うものになるのだと思う。偶然の要素は、自分が思っているよりもはるかに大きいだろうと。

関連記事

  1. 一人SNS

  2. 4月からのスタッフ増員

  3. ディスコミュニケーション

    フールプルーフなコミュニケーションを

  4. お金を積み上げる

    クライアントに成功報酬の増額を勧められた話

  5. 効果あってこその効率

  6. サンクコスト

最近の記事

  1. 2026.08.04

    富の偏在
  2. 言葉に力がある

    2026.07.31

    月決
  3. 2026.07.27

    カラス避け

読書記録(ブクログ)