うまくやります

「頑張ります」「最善を尽くします」と、クライアントから「よろしくね」と言われるとついついそう返答してしまう。もちろん、心の底からそう思っている。ただ、最近はちょっと違うのではないかと考えるようになってきた。

クライアントはコンサルである私が「頑張る」ことや、「最善を尽くす」ことを求めてはいない。いや、そうしてくれとは思っているだろうが、それが目的ではない。「うまくいかなかったけれど、君が頑張っていたのはよくわかるからもういいよ」となるのは、学生の間までだ。

クライアントは、依頼した事項を期日までにやってもらえればそれでいい。頑張ってなくても、結果が出ていればそれでいい。品質についても、目的を達成するために必要十分であればそれでいい。ならば、殊更に「頑張ります」ということに何の意味があるのだろう?と、加齢のせいか捻くれた考え方をするようになったのだ。

とはいえ、相手の「よろしくね」という声掛けに無回答というのもそれはそれで感じが悪い。「結果を出します」も、不確定な未来を自信たっぷりに語るというのが、なんとも傲慢だ。「うまくやります」くらいがちょうどいいのではないかと思った。クライアントは「うまくやってほしい」のだから。

しかしこのリアクションはあまり評判は良くない。「うまくやりますね」と言うと、皆「?」みたいな表情をする。もっといい返し方があるのだろうが、思いつけていない。

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