「私は頭が悪いから」

かなり昔に話になるが、当時の上司の口癖が「私の頭が悪いからわからないのかもしれない、もう少し詳しく説明してくれないか?」だった。上司は高学歴だったし、若くして出世していたし、頭脳労働の仕事で実績も出していた。自分の頭が悪いとは絶対に思ってないだろう。ああこれは自分の作った資料がわかりづらいと嫌味を言われているのだなと思い、そう対応していた。

私は「頭が悪い」と自分で言うことはない。当時の上司の物言いがとても嫌だったので同類になりたくないというのもある。ただ一番の理由は、中小企業診断士である私が自分のことを頭が悪いと定義してしまうのは、中小企業診断士の資格を取れなかった人に対して失礼だと思うからだ。

自分で自分のことを「頭がいい」と言うのは傲慢だが、資格を持っていたり組織で上にいるものが自分のことを「頭が悪い」と言うのも、それはそれで別種の傲慢だと言う気がしている。

関連記事

  1. 公共の利益

  2. 福岡県IoT推進ラボ「現場ニーズ把握会」

  3. 検索

    日経クロストレンドEXPO2018、リージャスエクスプレス羽田空港

  4. 釘を抜く

    「問題」と「解決策」に飛びつかない。検証の手順

  5. 時間を買うために、売らなければいけない何か

  6. LINE@はじめました

最近の記事

  1. 言葉に力がある
  2. 2025.11.13

    2025年モデル
  3. 2025.11.11

    紅葉
  4. 2025.11.10

    勉強グセ
  5. ゼロの集合

    2025.11.07

    確実なゼロ
  6. シーシュポス

    2025.11.04

    責任の分散

読書記録(ブクログ)