ギリシア神話に出てくるシーシュポスは、神の怒りに触れたため「岩を山頂まで押し上げ、ゴール寸前で岩が転がり落ち、また最初から押し上げる・・を永遠に続ける」という罰を与えられた。

シーシュポスはタルタロスで巨大な岩を山頂まで上げるよう命じられた。彼があと少しで山頂に届くというところまで岩を押し上げると、岩はその重みで底まで転がり落ちてしまい、この苦行が永遠に繰り返される

日本で言えば「賽の河原」だろうか。小石を積み上げると、鬼が崩しに来る。また小石を積み上げていく。

囚人の精神にダメージを与えたいのであれば、穴を掘らせてそれを自分で埋める、という作業をえんえんと繰り返させるのが効果的だと聞いたこともある。

意味を作る。無理矢理にでも

人間は意味の無い行為を続けることに耐えられない。

オレオレ詐欺を行う人は「老人がため込んでいる金を俺たちが奪って使い、日本経済に貢献している」と思っているそうだ。
手前勝手な理屈ではあるものの、自分達の不正行為に「意味」を持たせるという点では優れた言い訳だと思う。

会社にも、仕事にも、意味が必要だ。それは経営理念と呼ばれている。

働く「意味」がわからなければ、「自分は何のために働いているのか?この仕事でなくてもいいのではないか?」と無気力に陥ってしまうかもしれない。

従業員に「当社で働く意味」を与えているだろうか?
お客様に「当社で購入する意味」を示せているか?
そして何よりも経営者自身が「この事業を行う意味」を理解しているか?

多少強引でも、無理矢理でもいいから「意味」を作ろう。
それだけで救われることがある。