「知っているけど、わかっているのだけど、やれないんだよね・・・・」という言い訳やぼやきをよく聞く。
資格の勉強やダイエット、仕事・・分野に係わらず。
陽明学の開祖である王陽明が書いた「伝習録」に以下のような記述があった。
「知っているのに行わないというのは、それは本当はまだよく知らないということだ」
「わかっているけどできない」と嘆いている人は、王陽明が言うように、本当の意味でわかっていないから、つまり「腹に落ちて」いないから、いつまでたってもそれをできないのかもしれない。
その行動を取ることが自分の将来にどのような影響を及ぼすのか、その行動を取ることで失うものは何なのか。
ほんとうは、自分が思っているよりも深い「理解」があって、そこにたどり着かないうちにわかったふりをしているから、「わかっているけどやれない」と思っているのではないだろうか。