通勤を冒険に

雨の日以外は自転車通勤をしている。

片道6km程度の道のり。福岡市の中心部を横断するようなルート。

東京勤務時代

かれこれ15年以上前、東京のIT企業に勤務していた。
職場は天王洲アイル、住居は葛飾区のお花茶屋。電車の乗り継ぎで通勤に1時間以上かかっていた。
満員電車が嫌になり、もともと自転車に乗るのが好きだったことから自転車通勤を始めることにした。片道17km。電車通勤とほぼ同じ時間で通えた。
当時としてはかなりめずらしかったと思う。

IT系企業の技術職(研究所みたいなところ)だったし、一部上場企業なのに服装含めていろいろ自由な会社だったからできた。恵まれた環境だった。

朝の日本橋を、夜の銀座を、自転車で駆け抜けるのは楽しい経験だった。
裏道に入ったり、途中偶然見つけた食堂で夕食を食べたり。毎日がちょっとした冒険。
自転車通勤を始めてから、やっと東京という街を好きになれたように思う。

通勤を冒険に

そんな経験もあり、福岡に転勤して転職、独立した今も自転車通勤をしている。
仕事の始めと終わりにまとまった有酸素運動をするのは、生活の区切りとしても、また健康にも良いだろう。

毎日ちょっとずつ通勤ルートを変える。知っていると思っていた街の風景のなかに、毎日新たな発見がある。

同じルートを通り同じ風景を見る電車・バス通勤や、道路交通の関係で気軽に横道に入るのが難しいマイカー通勤では味わえない喜びだと思う。
スピードが出て、体力を使わない自転車は、徒歩通勤と比較しても気軽にルートを変更できるだろう。

写真は通勤時によく通る舞鶴公園の空き地。福岡の都心部なのに、まるでトレイルのよう。

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自転車に乗っている時間は、頭のなかから仕事や家庭の悩み(あまりないけれど)を追い出せる。
自分の人生に必要な時間。

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