いつかはそこへ行ける

先日、仕事の一貫で地域のお祭りに参加した。はっぴを着て客引きした。
福岡県と佐賀県の県境の山中にある「背振少年自然の家」という施設で開催されるので、趣味を兼ねて自転車で行くことにした。(お客さんは呆れていた)


(画面に表示された時間は徒歩の場合。自転車だと2時間強で着く)

昔から自転車が好きで、よく乗っていた。初めて自転車に乗れた時、世界が広がった気がした。
田舎に住んでおり、車がないとどこにもいけないような環境だったけれど、自転車に乗ればどこまでもいけると思った。(けっきょく、大学時代には自転車で北海道の稚内まで行ってしまった)

福岡市街から那珂川町を抜け、南畑ダムから五ヶ山ダムに向けてひたすら坂を登る。
10代20代のころみたいに一気に登ることもできない。体重も増えたし体力も衰えた。
休憩をはさみ、「あとちょっと」と自分を励ましながら、ひたすらペダルを漕ぐ。

時間はかかるけれど、若い、体重の軽そうな自転車乗りに追い抜かれるけれど、それでも、いずれは頂上にはたどり着く。

人生はよくマラソンに喩えられるけれど、むしろ短距離走の繰り返しと考えた方が適切ではないかと以前このブログにも書いた。坂の上り下りを繰り返す自転車も、人生を喩えるのにちょうどいい。

人生できついことがあると、いつも自転車で登る坂道を思い出す。
そして、休みながらでも、少しずつでも、コースを間違えずに、ペダルを漕ぎつづければいつかは頂上にたどり着くと信じて、前向きに行動することができる。

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