何でもは知らない。知っていることを増やす

昨年末、クライアントの忘年会に参加した。

もう4年くらいはお付き合いがあるだろうか。
この会社はここ数年売上を大幅に伸ばしている。
#私のせいではない。社長をはじめ社員が頑張ったからだ。

忘年会の席で、社長からこう言われた。
「米倉さんは何を聞いてもだいたい知っていて、
的確な回答を返してくれる。
経営もそうだし、趣味や歴史、政治経済についても」

もしそれを価値に感じて
私に顧問料を払っていただいているのであれば、
本当にありがたいと思う。

過剰な好奇心

昔から「物知り」と言われることが多かった。

子どもの頃は本ばかり読んでいて、親から
「目が悪くなるから読むな」と言われても
無視して読んでいたそうだ。
#不思議なことに視力は悪くなっていない。

お寺の住職の説話が矛盾していると
喧嘩を売ったこともある。
#住職と会うといまでも文句を言われる。

フリーランスの一時期、
シェアオフィスで席を並べていたWebデザイナーからは
「よねペディア」と呼称されていた。

好奇心は旺盛というか、
少し過剰なくらいだと思っている。
気になることがあれば空気を読まずに
確認するし、自分でも調べる。

知る喜び、使う喜び

いま、経営コンサルタントという
仕事で飯を食べさせてもらっている。

好奇心の強さや読書量から来る
ネタの引き出しの多さ、
ボキャブラリーの豊富さが、
仕事をする上で役に立っている。

私に仕事を依頼する方々も
そこを評価してくれているのだと思っている。

「お前は本当に何でも知っているな」
「何でもは知らないわよ。知っていることだけ」
ー 西尾維新「化物語」の登場人物、羽川翼のセリフ

もちろん、何でも知っているわけではない。
始めての業界を訪問すると、
自分がいかに物事を知らないのかが、よくわかる。

知らないことを知るのは、
わからなかったことを理解するのは、
人間だけが享受できる「喜び」だと思う。

自分の特性が仕事に活かせているのだから、
きっと私は幸せなのだろう。

関連記事

  1. 誰か検証しているの?

  2. 仕事か遊びかは周りが決めてくれる

  3. 余裕がなくなるとき

  4. 一人きりの時間

  5. 無理にでも外へ

  6. ただし自分を除いて

最近の記事

  1. 2024.03.28

    勉強グセ

読書記録(ブクログ)