チェックリスト(1)〜ダブルチェックはどこまで有効か?

失敗が許されない作業については
チェック担当を二名にする、
いわゆるダブルチェック体制が
取られることがある。

二名でチェックすれば間違いない、
と思われるかもしれないが、
その効果は単純に1+1=2には
ならないことが知られている。

社会手抜きの罠

綱引きをしているとき、
ほとんどの人は全力を
出していないそうだ。

充分な人数がいれば、
「自分が手を抜いても結果は変わらない」
と考え、手を抜くのだろう。

これは企業や社会でも広く見られ、
「社会的手抜き」「リンゲルマン効果」と呼ばれている。
もちろん、ダブルチェックも例外ではない。
もう一人チェック担当が居ると思えば、
自分のチェックがおざなりでも構わないだろう・・
と思ってしまわないだろうか?

異なる業務の人間でチェックさせる

ダブルチェックをする場合、担当者は、
できれば異なる部署の人間が良い。
同じ様な業務をやっている
同じ部署の人間であれば、
考え方が似通っているために
間違うところも同じになる
可能性が高いからだ。

当社のコンサル先には、
ダブルチェックよりも
「ペアチェック」を勧めている。
詳細は次回のブログで。

関連記事

  1. チェックリスト

    タスクが発生したら、即座に登録

  2. 遠くを見る

    モニターの光から目を守る(JINS PC)

  3. 従業員に速読をマスターしてもらう【生産性の向上】

  4. 事務所に居ながら、カフェでの集中力を手に入れる

  5. やる気はあとからついてくる(作業興奮)

  6. スパークラインで傾向をつかむ

最近の記事

  1. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)